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1.それまでのわたし。 [日月記録 ~これまでの話。]

大阪と福島

遠く離れたわたしが彼と出会ったのは、ネットの中、mixiを通してだった。

彼は突然わたしのページを訪れ、
風のようにあらゆる日記にコメントを残していったのだ。


当時、わたしは29歳。
朝は近所のパン屋さんで働き、夕方から小学生の学習塾でスタッフをしていた。
子供が好きだったので、空いた時間は近所の子供の家庭教師も引き受けたり、
歌が好きで、ボイストレーニングを受けに出掛けたり。
人並みの忙しい毎日を送っていたように思う。

ただ、わたしがちょっと周囲の同世代と違ったのは、それまでの生き方。

大学を出て、ごく普通に就職をしたけれど、特に目的があったわけでもなかった。
どんな風に生きればいいのか、わからなかっただけだった。

十代の頃から、同世代の友達と交わりながらも、いつも空虚な感情を抱いていた。
隠れた想いを持ちながら、密かに求めてた。

「神様ってなんだろう。」と。

学生時代に聖書に出会ってから、イエスキリストに始まり、
ブッダ、クリシュナムルティ、シュタイナー、神学、ニューエイジ、ヨガ
・・数え切れないほど、さまざまな精神世界を彷徨った。

退職してから
家族や友達、世間から離れて
何年も、指導者として活動に没頭したこともあった。

そこでは、多くの組織がそうであるように、たくさんの矛盾と葛藤が共存していた。

もがいても、もがいても、答えは出ない。
当時は誰にも共有できない想いを抱えて、心を無理やり奮起させて走ってた。

身も心も削れるほど苦しい時期だったけれど、
人間が、自分が、どれほど無知であるかを思い知る、とても大きな機会になったと思う。

こうして頭を打たれることがなければ、わたしは謙虚さを学ばなかっただろう。
そして、彼との今も、なかったに違いない。


「原点に戻って、何もかも空っぽのわたしなりの、新しい生き方を始めよう」


わたしは、よく空を仰いで月に向かって強く祈ってた。
涙が出るくらい、やりきれない思いをはせては。

「お月さん。
 真実ってなんだろう?神様ってなんだろう?
 あんなに探しても、わかったことは『人間にはなにもわかってない』ってことだったね。
 
 どうしたらいい?どう生きればいい?
 今はわからなくても、きっと、いつか・・」と。

そんなときだった。

彼は、絶妙なタイミングでわたしの人生のページに現れたのだ。








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