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loveable [最愛の家族に捧ぐ]

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小さな頃
豊かな大人になりたいな

ただ漠然とそう思った

具体的な夢はなかった

ただ大きくて理解ある人間になりたかった

豊かさは
努力によって手に入れるものだと教えられた

だから
云われた通り得ようとした

より多くの知識
より多くの経験
より多くの勝利
より多くの自分という証明

価値
誇り

形ある信頼を積み上げる
形だけの自信を積み上げる


父と母は
そんな私を
「ひなは努力のひと」
と誇りにした


けれど

「もっと多くを私に」
自己完結した意識は
己と他の
競争と分裂の波に乗せるばかりで

終わりが見えない貪欲さは
私を 周囲を 
少しずつ疲労させていることに気づいた

豊かになるより
むしろ
私は自分を 見失った

「これで 誰がしあわせになるの?」

「これで 誰をしあわせにできるの?」

目に見えるものを掴むたび
見えない何かが
自分の手から次々にすり抜ける

枯渇した心が本当に求めたのは
何かを得ることではなかった

「お父さん お母さん
私が欲しいのはこれじゃないよ」

私が求めたのは
何か別の豊かさだった


あるとき

私は初めて「豊かな人」に出逢った

その人には何の知識もなかった

ステイタスも
人を惹きつける容姿も
アイデンティティも
何もなかった

けれど
彼の周りにはいつも人がたくさん集まった
みんなは彼をとても慕っていた
彼の周りは老若男女問わず
いつも笑顔で溢れていた

彼には何もなかったが
嘘も余計な飾りもなかった

ただ 彼が発するどんな言葉にも温もりを感じた

真心だけ いつも彼の胸から湧き出していた

それは私が求めた豊かさだった

何もない彼がしていたことは
難しい問題を解くよりずっと簡単なことだった

目の前の人に
胸で
心で接すること

そして
誰もが家族や特別な仲間に対してそうであるように
その人の本質を見つめたこと 愛したこと

良き者だからでも
悪しき者だからでも
弱者だからでも強者だからでもなく

ただどんな基準からも自由に
その人そのものを受け入れていた

誰のためでもなく
何かの目的のためでもなく
自分のために
人を愛していた

どんな欠点も間違いも
それを理解し許すかのような優しい瞳で

私は知った

豊かになることに努力はいらない

ただ
思いきり人を愛せばいいと

出逢う人を 好きになることを選べばいいと

彼らの心の闇すら恐れることはない

注がれるものより
注ぐものを
愛されようとするより
愛することを
どこまでできるか見つめてみよう

一心に照らそうと試みよう

そうしてできる限り 自分を広げてみよう

納得できるくらい 愛することを選んでみよう

方法もいらない
知識もいらない

ただ
自分のように誰かを想い見つめようとするなら
物の見え方が変わる

見える世界が変わる

現実が変わる

自分が変わることは
世界が変わること

競争
剥奪
損得
勝敗
優劣
差別
共生
調和

人はみな
意識的に
または無意識的に
いくつも存在しているパラレルワールドの中から
生きる世界を選んでいる

私も世界を創造しよう

創られた世界でなく
自分で築いた世界を歩こう


多くを得ること

それは私にとって
混乱だった


私は
単純な道を選ぶことにした


そして

自分を愛と呼ばれる何かに委ねたとき
自ずと見知らぬ力が
智恵が
私の心に注がれた

愛が連れてくるたくさんのもの
喜びも悲しみも祝福も嘆きも

そして傷の痛みすら
すべて受け入れよう

知っているから

それが私を豊かにするすべてだと

得なければならないものなど
はじめから何もなかった


何一つなかったの


お父さん お母さん


努力を教えてくれてありがとう


私はね

そこから 新しい世界を 見つけたんだよ


自分の道を やっと 見つけたんだよ





『ラバボー』radwimps

お母ちゃん
僕はあなたの望むような人になれましたか
僕を心から嫌いになったことはありましたか

僕のせいで自分を嫌いになりそうになったら
迷わず 僕を忘れていいよ

お母ちゃん
僕はあなたの思うような人になりたかったの
お兄ちゃんじゃなくて僕だけを 見てて欲しかったの

僕のせいで自分を嫌いになりそうになっても
お願い 僕を忘れないで

お母ちゃん泣くのをまた見て浮かんだメロディー走らせ
なんだか 僕まで泣きたい気持ちになっちゃったよ

I'm Mr.Lonely lonely loveable
Mommy,please say that I'm your treasure
I'm Mr.Lonely lonely loveable
Lady,now,say that you were proud of me



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両親への形無き手紙 [最愛の家族に捧ぐ]

お父さん お母さん

突然ですが
離れた今になって
たくさん分かったことがあります

勝手な独り言だけど
言葉にしておきたくて
誰に届けるでもなく
こうして
文字を綴っています

お父さん あなたは
理性の人
道徳の人
人生の矛盾を悩み抜き
外と内との鍛練を
繰り返し
繰り返し
幾度の冬を越え
年輪を重ねた精神の大木

いつも毅然と立ち
深い洞察から生まれる言葉は
時に
私の驚愕な発見となり
時に
私の強靭な壁となり
頑固なこの魂を
誰より厳しく
鍛えて下さいました

私が傲慢にも
社会に一途に反発したとき
あなたは
私の気持ちを
決して理解しなかったわけじゃない

分かりすぎるほどに
知っていたのだと思います

何故ならあなたも
同じように迷い
葛藤した時期があったからこそ


そして
正しさが必ずしも
平和を創るのではないと
自らの痛みから
悟っていたのでしょう

裏を知るなら
表も愛せ

私の意見に
あなたはいつも冷静でした

私をどんな気持ちで見ていたのか
今となって
日々 胸の震えと共に
思い知るようです


お母さん あなたは
愛の人
理解の人
自分よりも 人のために
何よりも 家族のために

すべてを差し置いて
身を捧げる人

理屈も損得も関係なく
ただ
目の前の人を
真心と笑顔で包む人

あなたの底抜けの明るさと
その情の温かさに
一体どのくらいの人が
救われてきたことでしょう

あなたが私にして下さったことは
私の感受性のすべてに染み渡り
人を愛する最高のお手本として
日々 色鮮やかに活きています



まだ
あなた方のようには
なれません

その大きさを
思い知るほどに
漠然と頭を垂れるよりなく
想いは雫になって
地に落ちるばかりです

あなた方のもとを離れて
日々 日々
私の想いのみ
より近くにあるようです


一時も私の魂から離れることなく
感謝と畏敬の念は
重なるばかりで


お父さん
お母さん
あなたのもとに生まれたことは
私が神に授かった
最大の幸運でした


私はその運に報いるように
今はただ
今を精一杯生きるのみです


いつか
泣かずに逢えるよう
その日まで
凛々しく生きるのみです

あなた方から頂いた
理性と愛が
今の私に誇れる
唯一の財産なのです

今はこれしか云えません

この十のコトノハの内に
私の想い
すべてを込めて差し上げます


お父さん
お母さん

ありがとうございます

ありがとうございます

mother [最愛の家族に捧ぐ]

今日は私がこの世に生まれてから
最も私のことを想い
最も私のために泣き
最も私と一緒に笑い
最も私が感謝している人の誕生日です

毎年プレゼントを贈りました

けれど
理由があって今年は
お祝いを云うことができません

プレゼントを考えても考えても
言葉を巡らせても巡らせても

あまりに溢れるものを型に留めるものが見つからない

品物に代えて表現することも間に合わず
いたづらに時が来てしまいました

「ありがとうを伝えきれない
何も返せない

私のためにどれくらいのことをしてくれたか
一日中考えてもきりがないんだよ
どうしようもないんだよ」




呆然とする私に
相方は云いました

「…オレもきっと同じだな。

必ずときが来る。

でも今、
プレゼントより大事なのは
まず
ひなが
元気になってることだと思うよ。
そんなふうに弱るんじゃなくて…。」








…私はまだやっぱり弱い人間なのだ。




「見えるものは限りあり、
見えないものほど限りない」

いつかあなたが言った言葉だ




その理解を自然に生きるあなたは
言葉少なく愛を示すヒト

大きな愛のために
平気で悪者にもなれるヒト

まだどこかで
皆に好かれる善人で居たい
そんなふうに願っていた私は
社会から憎まれることを恐れていた

あなたの「大丈夫」がなければ
きっと今も
忽ち崩れてしまっていたでしょう

人は
罪悪感という己への刄で
自分を直ちに不幸に陥れたがるのだ

実体のない裁きを自分に課して
呪縛の病に掛けたがる

信頼と笑顔の抗体を手放すとき
誰しも
罪悪感と恐れの伝染病にはまりこむ

社会はそう創られている

ココロは
タマシイは

そうじゃない

そうじゃないことを
伝えたがる

本物の幸せが
罪になるはずがないと

誰もが
自分の幸せを制限し
社会を優先する

皆がそう生きるなら
一体 誰が本当に幸せになれよう?

自分が幸せでない者が
どうして社会を幸せに出来よう?


神はそんなふうに
ヒトを
世界を
創りはしない

きっと
届けられる

あなたが私に
新しい考え方をくれたように




私も大事なあのヒトたちに
新しい何かを届けられる

それは
彩り鮮やかな花束でも
きらびやかな衣服でも
豪華なアクセサリーでもないが




想像しうる贈り物すべてが霞んでしまうほどの眩いもの

私の生きる時間すべてを通して

この瞬間も
次の瞬間も

ヒトは幸せを選択出来ることを




いつか
伝えたいと
願います

大好きでたまらないヒト
世界で一番感謝しているヒト

私のたった一人の
お母さんへ

ありがとう

私のなかの善と光 [最愛の家族に捧ぐ]

お父さん

お母さん

わたしは
あなた方二人の名が示すとおり
光と善から命をもらい
それを食べて育ちました

あなた方が
与えてくださった道徳と良識
母の豊かな優しさと感情
父の豊かな見識と理性

カタトキもこの肩から離れることなく
今の私と共に活きています

あなた方の愛情に
微塵も無駄な瞬間はなかった
私の口から出る言葉という道具が
真実そのものをたとえ制限していたとしても
それだけは魂を掛けて誓うことが出来ます


ときに
激しい善が心臓を貫く刄になろうと
眩過ぎる光が眼を盲目にしようとも
あなた方の愛を
私は確かに感じていました

激しい光はその分濃い影をもたらします
私はそうして
強く影の存在を知ったのでした

白い紙と黒いペン
二つの摩擦によって文字が書かれるように
摩擦は避けることではない
むしろ
それがヒトの
生きる軌跡になる

多くの出逢いの中で知ったことです


そして
その出逢いのとき

私は
光を見つめながら
暗闇に怯えて哀しみの中にいました

彼は
暗闇を見つめながら
光を唄い明るく笑っていました

二人の唯一の共通点は
愛と呼ばれる
見えない何かを
何より知りたいと願ったこと
それだけだったのです


陰と陽の出逢いが
この世界に鮮やかな色彩を与えたように
私もまた
一人では描けない絵があることを知りました


お父さん
お母さん

ありがとう
ありがとう

起きた瞬間から
眠りにつくまで
忘れたことはありません

善に生きたお父さんが
戯れに教えてくれたあの話
時折私は思い出します

ひまわりは、
太陽に向かって育つんじゃない。
影によって成長した茎が伸びるから
光の方を向くんだよ。


そうして
私は
どんな現実の中にも
どんな出逢いの中にも
愛すべき意味があることを
今日もまた
思い知るのです


だからどうか
お父さん
お母さん

今日という日を
幸せに
出来ればどうか笑顔で
生きていて下さい


それだけが
今の私の

唯一の願い

ワガママな最低娘の
最後の願い

おばあちゃん [最愛の家族に捧ぐ]

「人を尊びなさい」
そう言葉にしたことはなかった
ただ
常に 腰低く
訪れるすべての人を受け入れ
真心で家の中に迎え入れた 祖母
恩を受けた人々は
彼女を「マリアさん」と呼ぶ
その姿から 私は謙虚であることを教えられ 
人を尊ぶ喜びを 学んだ

「人生は素晴らしいものだ」
そう言葉にしたことはなかった
ただ
苦悶の中から 自らの答えを見出し
ありふれた日常を慈しんだ 父
時に 辛辣な役割を 人知れず引き受けながら
それでも なお 家族の幸せを守り続けた
その姿から 私は強く逞しい理性を知り
人生を素晴らしく変える喜びを 学ぶ

「人に与えなさい」
そう言葉にしたことはなかった
ただ
少しも 惜しむことなく
周囲の人々に 手作りのお菓子をふるまい
笑顔でみなを和ませた 母
母が居る場所には 明るい笑いが絶えず
いつも 心に甘い バターの香りがした
その姿から 私は底抜けの優しさを知り
人に与える喜びを 学んだ

ああ
果たして
人が 人の上に立ち
「見よ、これが真実だ」
と言うことができるだろうか?
「続け、これが正しい道だ」
とも?
できたとしても 
それは 無意味なことに違いない

しかし
自らのヒトトナリで生き方を示し
生きる喜びを 学ばしむるならば
その姿を
私は 潔く 美しいと思う

あなた方のように



おばあちゃん
お父さん
お母さん

晴れ渡る秋空の下
澄み切ったあの青空の美しさを 
ほら どのように 
人に 伝えればいいのかな?

「見よ、あれこそ美しい空だ」
そう指をさし、知らしめるのが
「教育」と呼ばれるものならば
私は あまり性に合わないな

ただ そっと立ち止まって
空を見上げ 人知れず微笑む

きっと 私は 
あなたのそのしぐさに
青空の美しさを 知り
同じように 天を仰ぐでしょう


できるなら
そんなふうに
自らに吹く風に乗って
ただ 潔く
私は 生きたい

できるなら
そう生きたい



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